いらないから、使わない。
「薬」も「肥料」も石油には依存しない。
羽虫やクモ、トンボ、カエル、小鳥が集まる田んぼはその証。
霧海の里にあるモンペトクワの米作りは、病気予防や防虫のための薬や除草剤などは使わず、稲藁を使った堆肥や米糠、大豆かすなどで稲を育てています。
そのため、稲の成長を追いかけるようにイグサやヒエなども育つので、田んぼの中を歩いて手で引きます。
カメムシなど害虫発生の防止には、畦の草刈りが大切な作業。
引いた草はそのつどぐいっと土の中に埋め、刈った草も田んぼに戻しています。
草はやがて朽ちて土に還ります。
土は田んぼの命です。